先日親会社である佐藤商会の社員旅行で加賀屋さんにお邪魔してきました。36年連続日本一に選ばれたおもてなしが有名ですが。僕が気になったのは加賀屋のエリア戦略です。加賀屋グループは5件の宿泊施設を運営しそのうちの4件が加賀屋のある和倉温泉に集中しています。
もちろんそのエリアに集中的に投資することで規模の経済が働き利益を生み出しやすいという点や顧客セグメント毎にあったスタイルの旅館、ホテルを運営しファンを増やしているのでしょうが、僕が気になったのはその結果多くの雇用を生み街の経営にも大きな役割を果たしているという点です。
まちづくりというとどうしても大きなところから考えがちですが自分たちがお客さまに選ばれるためにはどうしたらいいのだろうと一貫性と具体性を持って徹底的に考え続けた結果全てが繋がっていき結果的に街のことにつながるのだろうという感覚を覚えました。
いま僕たちが行っていることをまちづくりと言われるのにちょっと違和感を覚えていたのですが、こういうことが目指すべきことなんじゃないかなと思います。
この日は珍しく穏やかな日本海。巌門の遊覧船から。
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